トイレでの火災が増えています。その原因はタバコなどではなく、古い温水洗浄便座!「少々傷んでいても、動作するから」「不具合はあるけど、だましだまし・・・」と使い続けていると、故障で発火する恐れがあります。
重大事故になる前に、セルフ安全チェックを習慣化しましょう。
目次
- 10年以上のご使用は要注意!
- セルフ安全チェックをしましょう
- まとめ
10年以上のご使用は要注意!
温水洗浄便座は設置して終わり、という事はなく、定期的なメンテナンスが必要です。
温水洗浄便座が原因の火災は年間10件以上報告されることもあり、とても他人事ではありません。温水洗浄便座の使用期間の目安は7~10年。それ以上お使いの製品は買い換えをお勧めします。
温水洗浄便座の機能を維持するために必要な部品の保有年数は製造終了後およそ6年となり、修理の際、欠品している可能性もあります。
まずは、ご自宅の温水洗浄便座が安全かどうか、セルフチェックをしてみましょう。
セルフ安全チェックをしましょう
1. □便座のゴム足が外れている、ガタツキがある。
2. □便座コードがねじれたり、便座で挟み込んだりしている。
3. □便座にヒビや割れがある。
4. □便座が異常に熱いときや冷たいときがある。
→便座や便座コードから火が出る場合があります。
5. □製品から水漏れしている。(内部の電子・電気部品が被水)
6. □操作部のシールがめくれたり、ひび割れたりしている。(内部の電子・電気部品が被水)
→製品内部の電子・電気部品に水がかかり、製品から火が出る場合があります。
7.□ 電源コードが熱くなっている。
8.□ 電源プラグの差込部が発熱・変色している。
→電源コードやコンセント部から火が出る場合があります。
故障したままのご使用や長年のご使用は、電子・電気部品が劣化し発煙発火、感電の恐れがあります。
ひとつでも異常があれば、すぐに販売店、工事店、またはメーカーにご連絡を!
まとめ
故障してから買い替えるのでは、次の製品をゆっくり選ぶ余裕もなくなります。ご自宅の温水洗浄便座が10年以上経過しているなら、寿命を見越して買い替えの検討をお勧めします。新しい製品は汚れがつきにくい加工がされていて、ノズルの自動掃除機能など、お掃除が一段と楽になります。また、年々省エネ効率も改良されているので、最新型に買い替えることで年に1~2万程度の電気代の節約になることもあります。
トイレには消火器が用意されていない場合も多く、狭い個室内で発火するとかなり危険です。
重大事故になる前に、まずは安全セルフチェックから始めてみませんか?