ホコリの正体をご存知ですか?ホコリは、紙や衣服の繊維やくず、ダニ、砂埃や花粉など色々なものが混じり合ってできています。ダニや菌、カビを含んだホコリによる健康被害は、アレルギーや喘息のほか、体内に入り込むと感染症や食中毒の原因にもなります。これからの季節に役立つ簡単にできるホコリ対策をご紹介します。
目次
- こまめに換気
- 物はなるべく置かない
- 布製品を減らす
- 家に入る前にはたく
- 家具にもひと工夫
- まとめ
こまめに換気
長時間出掛けていたりエアコンをかけていたりすると、どうしても窓を閉め切ったままに。すると家の中にホコリがどんどん溜まっていきます。定期的に窓を開けて空気を対流させましょう。ただし、舞い上がったホコリが風によって散らばってしまうので掃除中の換気はしないようにしましょう。
空気を入れ替えるなら、ホコリが落ちつく15分後にすると良いでしょう。
物はなるべく置かない
ぬいぐるみ、雑貨、観葉植物など、部屋を飾るのはとても楽しいですね。しかし、ホコリを溜めないためには物はできるだけ置かない方が良いでしょう。ホコリは物に吸着しやすいですし、飾りが多いとそれだけ掃除に手間取ります。必要なもの以外は引き出しやフタ付きの入れ物にしまうと、ホコリの発生が防げますし、表面を一拭きするだけで良いので手間も省けますね。
使っていない衣類はタンスに、布団は押し入れに、できるだけ収納しましょう。
布製製品を減らす
ホコリの発生源のほとんどは、衣類や布団、カーペットなどが原因の綿ボコリです。もしホコリの元となるものがあちこちに出ている状態だとそれだけ発生しやすいということに。繊維のくずを出す布製製品を減らすと、ホコリの量も格段に減ります。ソファーを革製のものに変えたり、カーテンをブラインドに変えたり、カーペットやクッションは置かないようにすると良いでしょう。
寝具などなくすことのできない布製品は、こまめに洗濯をすることが大切です。
家に入る前にはたく
ホコリの3分の1は外からやってきます。たとえば、玄関や窓を開けたときに風にのって、または人の衣類・バッグ・持ちものにくっついて入ってきます。外から帰ってきたら玄関を開ける前に体をはたき、ホコリや花粉などを落とすようにします。
上着やマフラー、帽子などは、玄関の外で脱いではたくようにすると、より効果的ですね。
家具にもひと工夫
本棚は特にホコリが溜まりやすく、ぎっしりと入った本にまでホコリが溜まっていたりします。大切な本が多いのであれば、ガラス扉のついた本棚を選んだ方が本も本棚もホコリっぽくなりません。家具の下にホコリが溜まるのが気になる方は、足つきの家具を選ぶと移動しなくても家具の下の掃除がしやすくなります。また、繊維を主成分にしているホコリはかなり軽く、人の動きでフワフワと舞い上がります。
床だけでなく照明器具や家具の上にも、いつの間にかほこりが溜まるのでこまめに拭きとりましょう。
まとめ
棚などの家具に溜まるホコリを予防したいときは「柔軟剤ぞうきん」が役立ちます。
ホコリの原因である静電気を防止してホコリや花粉の吸着を抑える作用があります。水拭きをする前に、水1Lに対し5mlの柔軟剤を混ぜてぞうきんをゆすぎ、そのぞうきんを固くしぼって水拭きをするとホコリの吸着を防ぐことができます。さまざまな柔軟剤がありますが、静電気除去成分が含まれているタイプがおすすめです。
どれだけ掃除をしても次の日には溜まっているホコリ。ホコリの発生を最小限に抑えることができれば、快適な生活を送ることができますね。