こんにちは。施工管理の守屋です。
湿度の高いこの時期にご家庭で注意しなければいけないことは、コンセントからの「トラッキング火災」です。これは冷蔵庫や家具の裏にあるコンセントにホコリがたまり発火する現象で、湿気など水分を吸収したほこりによってプラグに電流が流れ火花が発生して起こります。定期的に掃除をするなど対策が必要です。
万が一、火災が発生した場合の対策としては、いち早く火災をキャッチし知らせてくれる住宅用火災警報器が有効です。
住宅用火災警報器の設置場所は、各市町村の火災予防条例で定められた所に取り付ける必要がありますが、住宅火災では「逃げ遅れ」が原因で死亡するケースが非常に多く、なかでも就寝中の危険性が高くなっています。そのため、寝ていても火災に気づくよう寝室の火災警報器設置は必須です。また、煙は階段を通じて上階へ広がることから、煙が充満する前に警報を発して避難を促すため階段への設置も義務付けられています。
市町村の条例が定める設置基準〈鎌ヶ谷市〉
●取付けが義務付けられている所
●取付けをおすすめする所
2011年、全国で住宅用火災警報器の義務化が実施されてから10年が過ぎ、電池式警報器ですと取替時期になります。
先日、お客様より「火災警報器からピッ…ピッ…ピッ…と音がする」とのお問い合わせをいただきました。電池式の場合、電池が切れそうになると音や光で知らせてくれる機能がついておりますので、こうしたことが起きたら取替時期と考えてください。
■「電池切れに注意!」定期的に作動確認をしましょう。
なお、電池交換もできますがメーカーでは器具交換を推奨しております。
住宅用火災警報器は命を守るための大事なアイテムなので、適切に機能するには維持管理が重要です。いざ!というときに警報器がきちんと働くよう、日頃から作動確認とお手入れをしておきましょう。
この他、お家のお困りごとなどありましたらご相談ください。