こんにちは。施工管理の守屋です。

家の引違い窓から「ヒューヒュー」と笛のような音がすることはありませんか?

 

窓やドアを締め切った状態で換気扇を使用する場合、空気が室外に排出されると、同じ量の空気が窓の隙間などから室内に入ろうとします。この時、室内外で気圧差が生じ、隙間を通り抜ける空気が口笛を吹くのと同じ現象を起こす場合があります。これを笛鳴り現象と言います。

強風時、風が吹き抜ける場所で笛鳴り現象が起こるように、これは自然現象のひとつで完全になくすことはできません。ただ、音を小さくする方法はあります。

◎換気扇を使用する際は以下のようにしてみてください。
・換気扇の反対側の窓を少し開けるなど、空気の吸入口を確保する。
・壁に換気口がある場合は、換気口を開けた状態で使用し、ほこりや家具などで塞がれていないかの確認もする。

◎窓も戸車・クレセント錠を調整し、ガタツキや隙間がないようにしましょう。調整はドライバー1本でできます。

 

戸車の調整(引違いタイプの場合)
少し離れた所から戸全体をチェックし、開口部に狂いが生じている場合は戸車の高さを調整します。

 

①サッシ戸の側面下にあるプッシュボタンの奥にある調整ネジを回し、高さを調整します。
②サッシを上げる場合は右回りに、下げたい場合は左回りに回してください。

※サッシを上げる場合は、サッシ戸の側面上部にある「はずれ止め」を、表示ラベルに従って緩めてから、戸車を調整してください。調整後は必ず「はずれ止め」を上げ、ネジを締めてください。

調整の例

表示ラベル例

 

クレセント錠の調整
クレセント錠が掛かりにくい場合や、掛かってもサッシがガタつく場合は、クレセント錠本体と受けの部分を調整します。


〈クレセント錠本体〉        〈クレセント錠受け〉
 

①ドライバーで調整ネジを緩めます。クレセント錠本体は上下に、受けの部分は左右に動きます。
②掛かりやすい位置に合わせ、ネジをしっかり締めます。

 

ぜひ、笛鳴り現象が起きた時の参考にしてください。

 

 

 

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