最近、大寒波がくると大雪や凍結などによる事故のニュースが多くなってきました。
大雪に見舞われている地域にお住まいの方、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

鎌ケ谷近辺でも2014年2月に記録的大雪があり、その後、積雪のたびに雪の重みでカーポートやバルコニーが壊れたり、落雪による屋根材の破損があったりと、工事のご依頼も増えています。

 

 

ところで、カーポートやバルコニー屋根などのカタログを見ると「耐積雪」という表記があります。これはカーポートなどが積雪の重さに耐えられる目安の数値で、耐積雪20~200cm相当の製品が選べるようになっています。温暖な千葉県では20cmまたは30cm相当を選ぶことが多いです。

 

製品の選定で注意したいのは、雪おろしのタイミングです。

カタログ表記は降り積もったばかりの新雪で算出しており、この新雪を1とした場合、積雪の重みで圧縮された締雪(しまりゆき)は1.7以上、一度解けて再度凍り細かな氷が集まった粗目雪(ざらめゆき)は2.3以上と、時間の経過とともに雪の重みも大きく変化します。

 

耐積雪20cmの場合、新雪では20cm以内が雪おろしの目安ですが、締雪では12cm以内、粗目雪では半分以下の8cm以内が目安となります。

雪おろしは早い段階にできるだけこまめに行いたいところですが、ご家庭の状況によってはより強度の高い製品にするなど検討も必要です。大雪が降る前に、ご自宅のカーポートやバルコニー屋根に不具合がないか点検し、取り替える際はぜひ参考になさってください。

 

便利な専用の雪おろし棒なども販売されているので、一本準備しておいても良いかもしれませんね。


三協アルミ「雪おろし棒 おっとせいG」

 

 

 

 

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