こんにちは、田久保です。
梅雨明けしてから、毎日猛暑続きですね。
熱中症・熱射病には十分注意が必要です。
そして建物でいえば、この時期「封水切れ(破封)」に注意が必要です。
長期間水廻りを使用していなかったときに
部屋中ものすごい臭いがしたり
小さな虫の死骸が大量発生していたり
こんな場面に出くわしたことはないでしょうか。
トイレでもキッチンでも洗面台でも
水廻り機器の排水配管には
水で満たされている「排水トラップ」という部分が必ずあります。
この仕組みを「封水」といいます。
封水は水たまりでふたをして
排水管の臭いや害虫が室内にあがってくるのを
防ぐ働きをしています。
気温が高いこの時期
「排水管から臭いや害虫があがってくる」
というご相談が増えるのですが
お話を伺ってみると封水が切れていることがほとんどです。
蒸発による封水切れは
排水管に水を流し、排水トラップに水をためることで
簡単に解決できます。
蒸発以外に封水がきれる原因として
トラップ内に留まっている髪の毛や糸くずがあります。
排水管に流れ込んだ髪の毛等で毛細管現象が起こり
水が少しずつ排水され
結果的に水量が足りなくなってしまうのです。
この場合は、市販の配管洗浄剤を使用したり
排水管を分解清掃するなど
こまめにお掃除することで防げます。
排水桝の清掃と合わせ
水回り機器の排水管の仕組みを知ることで
不快な思いをすることなく
安心して生活することができます。
これを機に、ご自宅の点検をしてみてはいかがでしょうか。