お客様からフローリングのご相談がある場合、よくあるのが床のきしみ・へこみです。
床が経年劣化してきているけれどフローリングの「張り替え」は工事が大掛かりになってしまうから・・・と、躊躇していませんか?実は、フローリングは「重ね張り」でお手軽にリフォームする方法があります。

 

 

目次

  • フローリングの重ね張りとは
  • 防音性・断熱性が高まる
  • ご近所を気にせずリフォームが可能
  • 短い工期で費用も抑えられる
  • 重ね張りの注意点
  • まとめ

 

フローリングの重ね張りとは

重ね張りとは、既存の床をそのままにし、その上から新規の床材を重ねて張るリフォーム方法です。
接着剤やクギ等を用いて、既存床の上に新規床材を張ります。張替えよりも大掛かりな工事とならないため、最近では多くのご家庭で利用されている工法です。

 

防音性・断熱性が高まる

床材が二重となることによって強度が増し防音性を高める事ができます。2階居室を重ね張りした場合、1階への音や振動が響きにくくなります。また、張替えをした場合にくらべ木製部分が厚く断熱性も高まるので、寒い時期に裸足で歩いても冷たくなりにくいメリットがあります。

 

ご近所を気にせずリフォームが可能

既存床の解体が無いので大きな音が発生する頻度が少なく、新規床の切断の際や床材を打ち付ける時のみ、大きな音が発生する程度。その際に発生するホコリや粉じん等の巻き上げも無く工事を進められるので、ご近所を気にせずリフォームすることができます。

 

短い工期で費用もおさえられる

家具類の養生を丁寧に行わなくても済むので、住みながらのリフォームが可能。また解体工事がないため、剥がした床材の処分費や施工費が抑えられ、工期を短くすることもできます。

 

重ね張りの注意点

良い事ばかりの重ね張りですが、フロアやフローリングには厚みがあるので、敷居との関係性を考えなければいけません。
リビングとキッチンの床が続いている場合、リビング床にのみ重ね張りをしてしまうと、キッチン床との間に段差が発生してしまいます。この場合は、見切り材や小さなスロープを設けることで解消します。
なお
、フローリングの重ね張りは、基本的にフローリングからフローリングへのみ可能な工法です。マンションで多く見られる、カーペットからフローリングへの変更をしたい場合、またはマンションの遮音フローリングは上貼りできませんのでご注意ください。

 

まとめ

重ね張りしても、発生している床鳴りを止める事はできません。フローリングを張ってから10年以上経過していたり、きしみやへこみ・沈みがある場合は、まずは専門家に下地をチェックしてもらいましょう。
フローリングの重ね張りは、コストも工期もお手軽でメリットがたくさん!フローリングが気になっている方はご検討されてはいかがでしょう。

 

 

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