各地で甚大な被害をもたらしている豪雨及び台風。台風前に備えることはもちろん、台風が過ぎ去ったあとの住宅点検はさらに重要ということをご存知でしょうか?
台風が過ぎて一安心する前に、住宅のチェックするべきポイントを覚えておきましょう!
目次
- 屋根の点検
- 外壁の点検
- 雨樋の点検と清掃
- ガラス窓の点検
- まとめ
屋根の点検
屋根は台風の影響を最も受けやすい場所のひとつ。
瓦屋根の場合は、瓦がズレていないかをチェックしましょう。
また、スレートやその他の屋根材でも同じように
割れや剥がれなどないかを点検しましょう。
外壁の点検
台風が通った後、強風や風に飛ばされた飛来物などで外壁も被害を受けることがあります。
破損した個所をそのままにすると急速な劣化のきっかけとなったり
次の災害に耐えられなかったりと、様々な弊害が出てしまいます。
大きなダメージがない場合でも、新しいひび割れ(クラック)が発生していないかを
入念にチェックしましょう。
もし、ひび割れがあればコーキングなどで水の浸入を防ぐ補修が必要です。
また、窓枠サッシの接合部も要チェックポイントです。
合わせて状態を確認しておくと良いでしょう。
雨樋の点検と清掃
暴風による割れや傾斜、大量の枯葉や折れた木の枝などが溜まっていないかチェックしましょう。
雨の日は、水が正常に流れているかが一目瞭然なので点検しやすいです。
雨水が適切に排水されなければ行き場のない水が建物内部に染み込み
雨漏りを引き起こす可能性があります。
次の大雨に備え早急に掃除や補修を行いましょう。
ちなみに一般的な塩ビの雨樋の寿命は20年~30年です。
ガラス窓の点検
窓などの外に向いたガラス部分は傷やヒビがないかをチェックしましょう。
少しでもヒビが入っている場合は、次に負荷がかかった時にあっさり割れてしまう可能性があります。
窓にシャッターがない場合は飛散防止フィルムなどを活用すると
窓ガラスが割れたときの被害を最小限にとどめることができます。
まとめ
火災保険や自治体の制度により、台風による住宅被害は補償されるケースがあります。
点検後に工事が必要な場合、専門家と相談し、損害補償されるかどうかをしっかりと調べましょう。
台風後の点検は、次の台風に向けて最大の備えです。
目立つ損傷はもちろん、小さなダメージを蓄積させない補修も必要です。
最も暴風雨にさらされる屋根や外壁などから、まずは入念にチェックしてみてください。