浴室や洗面室の鏡、表面ではなくガラスの内側に黒い点・シミができてしまったことはありませんか?これは「シケ」といって表面の汚れではないため拭いても取れません。今回はこの「シケ」について原因と対処法をご紹介します。
目次
- 「シケ」の原因
- 発生時期
- 対処法
- まとめ
「シケ」の原因
鏡に黒い点やシミが現れる現象はシケと呼ばれる鏡特有の腐食です。鏡はガラスの裏に銀メッキ、銅メッキを吹き付け、その上に保護塗料が塗られています。さらにエッジ部分の保護のために樹脂コーティングなどがされていますが、このコーティングは永久的ではありません。そのため、経年劣化により水や洗剤などが鏡内部に染み込んでしまうと、内部の銀メッキ・銅メッキが腐食し、その部分が黒く変色してしまいます。またエッジの部分からだけではなく、なんらかの原因で鏡の裏面に傷などがつきメッキ部分が露出してしまうと、その部分にシケが発生してしまう場合もあります。
発生時期
シケの発生は、使用状況にもよりますが、浴室など水気の多い所は早いと2~3年で発生してしまう場合もあります。
対処法
シケは鏡内部の腐食なので洗剤やカビ取り剤、漂白剤などで取り除くことはできません。シケが発生してしまった場合は鏡を交換しましょう。
まとめ
残念ながらシケは一度発生しまうと取り除くことはできません。放っておくとどんどん黒い部分が広がってしまうこともありますので、早めに鏡を交換することをおすすめします。鏡の交換については、お気軽にヤマシナ商事までご相談ください。