こんにちは。守屋です。
1月1日に発生した令和6年能登半島地震で多くの方が被災されました。皆様もニュースなどで、2階部分を残して1階が押しつぶされている建物の映像を見られたと思います。
現行の建築基準法等では震度7の地震でも倒壊しないような基準となっておりますが、少し古い建物は、本震後の大きな余震にも耐える構造まで考えられていません。
どんな建物の耐震化が必要かというと、昭和56年5月31日以前に着工した建物です。
昭和56年6月に現行の耐震基準が導入されました。現行の耐震基準の建物と比べると旧耐震基準の建物は以下のような問題があり、過去の大地震においても多くの被害が発生しています。
例-------------
・耐力壁が少ない
・基礎が地震に耐えられない
・耐力壁の配置が偏っている
・接合部が弱い
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※増改築や経年劣化によって耐震性能が変化している場合もあります。
震災後の復興には永い時間と多額の費用が掛かってしまいますが、まずは命を守る対策を考えてみませんか?
例えば、お部屋のリフォームをされる機会に既存軸組の筋交いへの金物補強や
筋交い等の耐震壁の増設、
壁の補強をすることで、倒壊してもお部屋がつぶれず、空間を確保できれば人命を守ることができます。また、経済的な理由等で耐震改修できない場合は、住宅内の一部に木材や鉄骨で強固な箱型の空間を作り、安全を確保する耐震シェルターも一定の効果があります。
人命救助において、被災後3日過ぎると生存率が著しく低下することから、タイムリミットを「72時間の壁」と表現します。(今回の能登半島地震では、120時間後に救助された方がいらっしゃいました)地震は予測不可能ですが、適切な準備と心構えによってそのリスクを大幅に減らせます。安全な生活環境を守るために、今できることから始めてみましょう。
弊社では、浴室・寝室等1部屋の内装リフォームでも、壁の補強など併せて提案させていただいております。耐震補強をお考えの方はご相談ください。